連結グループ経営において、
グループ全体の数値をまとめるために連結決算を実施しします。
未上場会社は作成義務はありませんが、
グループ経営管理上は、簡易的なものでも作成が望まれます。
連結決算導入期においては
Excelで対応することも多いと思いますが、
連結決算システムを導入するかどうかを悩んだりする時期も
会社の規模感によっては出てくると思います。
そこで、連結決算システムを導入したときの
メリット・デメリットについて、
個人的に感じているベスト3を考えてみました。
■メリット
①海外子会社の外貨換算が楽になる
②合算・集計といった単純計算時のミスを防止できる
③年度更新等が機能として自動化できる
■デメリット
①基本設定が大変(設定ミスがあると変なことになる)
②自動化されることでヒトとして考える力が低下する(間違いにも気づきづらくなる)
③小回りが利かない(Excelのようにすぐにカスタマイズができない)
ある程度のグループ会社数や、
海外子会社の有無、といったあたりが、
システム導入の判断のポイントになる気がします。
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