見た目は重要?
私は、ビジネス上で、
初めての人と会う瞬間がとても苦手です。
より具体的には、
メール等でやりとりを事前にしていて
その後に初めて顔を合わせるときや、
肩書や名前は事前に知られていて、
その後に初めてお会いしてご挨拶をするような場合、
懇親会のような場で初めて名刺交換をする場合。
このような場合が、とても苦手です。
なぜかというと、
120%の確率で、
「思っていたより、お若いですね」
と言われたり、
「ご本人ですか??」
といった心の声が聞こえてくるからです。
(私の被害妄想かもしれませんが…)
プライベートで若く見られることは、
とくに嫌な気持ちもありませんし、
全く気にしないのですが、
ビジネスの場となると結構つらいものです。
ビジネスの初対面で、
「若いですね」
と言われることは、
その時点で対等として見てもらえていない状況ですので、
その後の展開に結構影響を及ぼします。
見た目のコンプレックス
社会人としての「新人」の頃は、
若く見られて当然ですし、
それに対するコンプレックスはそれほどありません。
ただ、仕事にも慣れてくる、
20代半ばくらいからは、
若く見られることにコンプレックスを抱くようになり、
このコンプレックスは、
30代後半になった今でも消えません。
仕事柄なのかもしれませんが、
20代の頃は30歳~40歳くらいの方と
お仕事をさせていただいていましたし、
30代に入ってからは40歳~70歳くらいの方と
仕事をする機会が多くなりました。
ただでさえ、
私より年上、それなりの役職の方と
お仕事をさせていただいているうえに、
逆に、私の方は、
実年齢より若く見られる状況ということに、
かなり苦しんできました。
「別にそんなことは関係ないのでは?」
「気にしなければいいのでは?」
と思われるかもしれませんが、
私としては、結構苦しんできましたし、
今でも苦しんでいます。
見た目のコンプレックスというものは、
人それぞれ持っているものだとは思いますが、
私は上記のような背景もあり、
ビジネス上で写真を出したり、
年齢を言ったりするのは、
どうしても躊躇してしまうのです。
嬉しかった瞬間
おそらく若く見られる状況によって、
いろいろなチャンスを逃してきたのではないか、
と勝手に思っています。
とくに、第一印象の時点で、
選択肢から外されてきたケースは、
かなりあるのではないかと思っています。
ただ、この状況は、
逆の立場になって考えれば当然とも考えられ、
それ自体は仕方がないことだと思います。
一方で、面白いもので、
初対面ではほぼ実年齢より下に見られるものですが、
いったん仕事をする関係になると、
年齢の話はほとんど無くなっていきます。
そして、
そうなってくると仕事もやりやすくなります。
さらに、私の記憶では過去に2度ほど
うれしい言葉ありました。
1つは、
20代後半の頃、3年くらい一緒に働いている方から
「実年齢より年上に見られるでしょう?」
と言われたとき。
もう1つが、
30代半ばの頃に、クライアントの役職者に言われた
「まだ40歳になってなかったんですか?」
と言われたとき。
長い人生で実年齢より「年上」だと
言ってもらった数少ない瞬間ですので、
私的には、鮮明に覚えています。
年齢を忘れてもらえるだけでも
私としては大満足なのですが、
さらに「実年齢より年上」にみられる場面は格別です。
周りの変化で気づくこと
これまで自分より20歳も30歳も
年上の方とお仕事をさせていただいてきました。
私としては、
恐縮し、緊張もすることも多かったですが、
私の専門領域においては、
そのような思いを取り払い、
対等な気持ちでやりとりをさせていただいてきました。
ただ、最近は少し、
私の周りの状況も変わってきました。
私自身30代後半にもなると、
私より年下で優秀なビジネスマンとも
仕事をする機会が少しずつ増えてきたのです。
そして、
そのような状況の中で、
思うことがあります。
これまで見た目も若く、
かつ20歳も30歳も年下の私に
きちんと対応してくれた方々への感謝です。
私自身、
自分より年下で、かつ、
若く見えるような相手と接する場合には、
無意識のうちに「格下」扱いを
してしまいそうになります。
このように自分が逆の立場になって思うことは、
「これまで私と接してくれた経営者やクライアントの方々は、
こんなに年下で、かつ若く見える私を、よく対等に相手してきてくれたなぁ」
という思いです。
皆さん、本当に寛容な心で接してきてくれたことを
改めて感じるようになりました。
実は、若い私と接してくれていた相手の方が、
より「努力」をしていてくれたようにも感じ、
感謝の思いが出てくるようになりました。
中身の追求
今回は、日ごろ感じている
コンプレックス的なことを、
つらつらと書いてしまいました。
人それぞれ特有の悩みはあると思いますので、
私も「見た目のコンプレックス」と戦いながら、
これからも中身を追求していきたいと思います。
今年も早いもので、半年が過ぎました。
前半戦は仕事に忙殺される日々でしたが、
今年後半は少し新しい取り組みを増やすことに
時間を割いていきたいと思っています。
★★★★★★★
見た目も大事。
中身も大事。
★★★★★★★