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【雑感】そのチャレンジは新しいこと?

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週末農業

本日は個人的な緩い記事です。

 

私事ですが、ちょうど1年前くらいに、
貸農園を借りて週末農業を始めました。

私個人としては、もともと趣味があまりなく、
仕事が中心の生活を続けてきました。

このままでは良くないな、と思っていた頃に、
あるきっかけがあり、「週末農業」を勢いで始めました。
(きかっけ:【コラム】本業への思いとグループ経営

 

そもそも
農業を始めるために何から始めるべきかとか、
野菜がどのように育つのか、といった
農業知識にまったくの無知のなかで始めたこともあり、
続けられるかどうか心配でしたが、
なんとか1年間続きました。

農園の写真とかはあまり撮っていないのですが、
この1年の状況は、参考までに以下のような感じです。

 

12月~2月頃
最初に何もなかったとき。
まずは、土を耕して下地作りをしていました。

nothing3

3月頃
初めての、種まき等。
(図はジャガイモを植えたときの様子)

jagaimo

5月~7月
いくつかの野菜が育って、収穫をしました。

komatsuna jagaimo2

8月
暑い時期のため、手入れが疎かに・・・。
雑草の伸びも早く、農園に行くたびに雑草を抜くのですが、
いつ行っても雑草が伸びている状況で、
ちょっとマズイ感じになっていました。

agrisummer

9月
秋の収穫が始まりました。
夏の手入れが不十分で、あまり豊作にはできませんでした。

agriaut2 agriaut1

10月~11月
収穫とともに秋冬野菜の種まきが始まりました。

agri1

 

最近はというと

とくに暑い時期や寒い時期は、
通うのも、作業をするのも大変なので、
どうしても足が遠のいてしまったりします。

私の場合、電車と歩きだけで農園に行きます。

 

そのため、
移動だけで1時間以上かかりますので、
農作業時間と往復時間を考えると、
4~5時間は最低かかります。

また、子供と一緒に行くと、
歩いてくれなかったり、眠ってしまったり、
農園で暴れるのを面倒見たり、
疲れは倍以上になります・・・。

 

ただ、最近では、
そのような苦しみを含め、
週末に農業をすることに面白みを
感じられるようになってきました。

農業を始めた1年前は、
ベビーカーで農園に通っていましたが、
最近は子供も少し成長してくれて、
今では農園までの長い道のりをよく歩いてくれます。

 

面白いと感じる瞬間、残念に感じる瞬間

ということで、
農業初心者としてこの1年感じたことを
記してみますと、以下のような感じです。

 

<残念に感じる瞬間>
・種を植えても芽が出てこなかったとき
・収穫できるかなと思って農園に行っても収穫できるほど育ってくれていなかったとき
・成長中に虫に食われてしまったりしているとき

 

<面白いと感じるとき>
・あまり手をかけていないのに野菜が自然と大きくなっていたとき
・雑草を無心で抜いているとき
・雨のありがたみに感謝ができるようなったとき
・隣の農家さんに野菜を分けをもらったとき
・子どもが畑で楽しんでいる姿を見たとき
・農作物によっていろいろな特徴があることを知ったとき
・収穫する瞬間
・自分で収穫した野菜を食べるとき

 

思いつくままに挙げてみましたが、
やはり一から育てて収穫するまでのプロセスを経験できたことは、
いろいろな気づきを与えてもらえました。

プライベートの面でも、仕事の面でも、
直接的・間接的にとても良い影響があったように思います。

 

新しいことのように思えて

新しいことを始めると
今まで気づかなかったことに気づけるものです。

その反面で、
時間を費やしたり、お金がかかったり、
これまでにない失敗をしたり、
といったこともあります。

 

それでもやはりプラス要因の方が
圧倒的に大きいような気がします。

 

ということで、
「是非、あなたも農業をしてみてはいかがですか?」
ということを
この記事でお伝えしたいわけでは決してありません…。
(やってみていただくと面白いとは思いますが)

 

一般的には、
「新しいことにチャレンジすることは大切」
ということはよく言われることですし、
私もこれまで新しいことにチャレンジしてきたと思っていました。

 

ただ、今回、
農業をやってみて改めて感じたことは、

———————————-
自分ではこれまで
新しいことにチャレンジしているように思っていても、
実は意外と身近な分野にとどまっていたな
———————————-

ということです。

 

私は、これまで「グループ経営」「会計」をコア分野として、
その周辺領域についての新しいことを勉強したり、
実践したりしてきましたが、どうしても
「会計やメインビジネスの延長線上での新しいチャレンジ」
だったように思います。

それに比べて、
農業はこれまでの私の人生では全く別世界だったので、
どのように付き合っていくべきかこれまで試行錯誤してきましたが、
今では、
「農業は自分の中の視野をこれまでにない範囲へ広げてくれた」
と思えるようになりました。

 

ということで、
貸農園の契約期間を来年も更新をすることにして、
農業を来年も続けていくことにしました。

 

ちなみに、私の専門領域の
「連結決算」
「ホールディングス経営」
「グループ経営管理」
「管理会計」
といった分野も、実は、結構面白いんですよ。

このような分野が未知の経営者にとっては、
一度チャレンジしてみると、
必ず見える世界が変わってくると思います。

 

★★★★★★★
本当に新しいこと?
★★★★★★★

 

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