連結グループ経営のなかで
グループシナジーを生み出すことは、
今やどの会社でも大きな命題になっていると思います。
M&Aをする場合でも、
グループシナジーを生み出せそうな会社が
候補に挙がってくると思います。
一方で、
実際にグループシナジーを生み出せているかというと
多くの会社では苦労をしているのではないでしょうか?
グループシナジーというと聞こえは良いのですが、
とても抽象的な用語になりますので、
もしグループシナジーを本気で追求する場合には、
それを管理できる形にしていく必要があると思っています。
管理できる形にするとは、
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・ゴールの明確化
・そのためのプロセス(行動)の明確化
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を意識しながら、
グループシナジーについて「定量化」することです。
グループシナジーが発揮された状況は、
どのような状態を指すのか?(成功の定義)
そのためのKPIをどのように設定するのか?
仮決めでもよいので、
できる限り具体的にしておかないと、
きっと「グループシナジー」というフレーズだけが、
毎年叫ばれ続けるだけに終わってしまいそうです。
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