グループ経営のカタチの1つとして、
ホールディングス経営があります。

私としては、
ホールディングス化することで、
グループ経営の可能性を広げられると思っていますし、
その考えをこれまでもお伝えしてきています。

但し、
ホールディングスの活用方法に関する
唯一の正解はありません。

というより、
「ホールディングス」
というのは、
あくまで「組織構造」「形」です。

Vol.40(1)

結局、
ホールディングス化しても、
中身である「魂」が伴っていなければ、
組織は何も変わりません。

組織構造を無理に変えることで、
逆にグループ全体が混乱を
してしまうリスクさえあります。

そのようなリスクを避けるためにも、
グループ経営者として、
ホールディングス化を検討する際には、
その「目的」を明確にしておく必要があります。

そのうえで、
グループ社員が、
ホールディングス化する意図を理解できるように、
きちんとメッセージを発信することが大切です。

Vol.40(5)

そのためには、
ホールディングス化による
メリットとデメリットを
しっかり押さえておく必要があると思います。

これまでの先人の研究や
先行事例で言われているような
「ホールディングスのメリット・デメリット」
の一般論ついても、
有用な情報だと思いますので、
押さえておいていただきたいと思います。

そこで今回は、
「ホールディングス化のメリット」
についての一般論を、
ランダムに挙げてみたいと思います。

<ホールディングス化のメリット>
①後継者育成の仕組みに活用できる(詳細:Vol.74参照)
②オーナー経営から組織的経営への移行に活用できる(詳細:Vol.75参照)
③オーナーとしての相続対策になる
④グループ全体の整理につながる
⑤経営戦略、財務戦略をグループ全体で考えていける
⑥新規事業、多角化、M&Aを望む場合にはスムーズな組織になる
⑦経営人材の育成や意識改革に活用できる
⑧グループ本社機能に専念し、グループ経営機能を強化できる
⑨グループの経営資源の最適配分をマネジメントできる
⑩グループの情報・ノウハウを共有化できる
⑪間接業務等の支援業務を集約できる
⑫権限と責任が委譲しやすくなり、各事業の自主性が高まる
⑬意思決定が迅速化される

この他にもあるかもしれませんが、
概ね上記のメリットに
集約されていくのではないかと思っています。

いかがでしょうか?

しっくりくるもの、こないもの
両方があるかもしれませんが、
ホールディングス化と上記のメリットが
きっちりと頭の中で結びつきますでしょうか?

Vol.5

但し、繰り返しになりますが、
ホールディングスはあくまで「組織構造」です。

グループ経営者として、
きちんと「魂」「意志」を入れなければ、
機能はしません。

一方で、
上記のようなメリットが
いくつも挙げられるということは、
ホールディングス化は
やはり魅力的な手法なのだと思います。

私の本音としては、
「形」より「中身」が重要だと思っていますが、
この「中身」を変えるのは、
結構難しいものです。

それを克服するために、
まずは「形」を変えることを「きっかけ」にする、
という手法も効果的だと思います。

Vol.2

組織構造を変えることは、
経営者としてのマネジメントについての
重要なメッセージです。

経営者の思いや意志、決意を
ホールディングス化という「形」で、
しっかりとグループ社員に示すことは、
かなりインパクトのある「メッセージ」になるはずですし、
組織が変わるための「きっかけ」になるはずです。

ずばり、
「ホールディングス化=社長のメッセージ=変わるきっかけ」
ということです。

ちなみに、
成功している会社は、
このような「形」とか「習慣」づくり
から入っていることが多いです。

それほど、
中身だけを変えるのは難しい、
ということだと思います。

そのため、
「良い習慣、良い形を作ることで中身を変えていく」
という手法も実用的ということです。

Vol.7

今回紹介させていただいたメリットも
参考にしていただいたうえで、
ホールディングス化の目的を明確して、
組織がかわるための「きっかけ」
つなげていっていただきたいと思っています。