グループ経営にとって
シェアードサービス機能が有効であることは
Vol.120 ホールディングカンパニーにはどこまで業務を残すべき?
でも持論をお伝えさせていただきました。

ただ、
「シェアードサービス=大会社が実践するもの」
といった印象もあるかもしれません。

確かに、
グループ規模が大きくなればなるほど、
効率化やコスト削減のボリュームも大きくなることから、
シェアードサービス機能を導入される企業が
多いと思います。

グループ規模が小さいなかで
シェアードサービス機能を導入している会社は
あまり見かけたことがありません。

それでは、
小さな会社や中小企業が
グループ経営を実践する際において
シェアードサービスは有効に機能するのでしょうか?

Vol.15(3)

私は、
「中小企業こそシェアードサービスは活用すべき」
と考えています。

なぜかというと、
中小企業がシェアードサービスを活用することで、
会社のレベルが1ランクも2ランクも
上がると考えているからです。

 

会社規模が小さいほど、
業務は属人化する傾向にありますし、
組織として仕事をする仕組みがありません。

このような状況においては、
少数のスーパーマン・職人に
頼った経営になりがちです。

特定の個人に頼った経営は、
リスクが高いことは
社長としては当然意識されていると思います。

だからといって、
とくに対策を打てていないのが
中小企業の課題と言えるでしょう。

Vol.28(1)

また、
個々がやりたいようなやり方で
業務を実施している限りにおいては、
効率的な組織とはいえません。

中小企業の場合、
大企業とは違って、
もともとスキルが高い人が入社してくれる確率は
それほど高くはありません。

思いに共感してくれた人材を採用し、
組織や仕事を通じて、
育てていくことが求められます。

一方で、中小企業は、
組織として仕事をしているというよりは、
個々がやりたいように仕事をしている状況が多いため、
仕事の「スタンダード」が無く、
人材育成においてもハードルが高くなります。

とくに職人的なタイプの社員は
教えることが苦手だったりするものです。

結局、
人材育成のための環境もスキルも無い
といったことが中小企業の特徴です。

Vol.7(2)

 

このような中小企業が
「シェアードサービス」を活用することで、
組織的な仕事のやり方を
根付かせていくことができます。

「シェアードサービス」は、
個に頼りすぎない、
組織として仕事を実践できる「仕組み」
中小企業にもたらせてくれます。

こうなると、中小企業の売上規模は
1ケタ変わってくるはずです。

グループ経営も
組織的に実践していくことができます。

 

つまり、
本来は、中小企業こそ
シェアードサービスを効果的に活用して、
会社成長を目指していただきたい、
ということです。

売上が1ケタ上がるといっても、
信じてもらえないかもしれませんが、
それほどの可能性を
シェアードサービスは持っていると
考えています。

当然ではありますが、
ただたんに
シェアードサービスを導入しただけでは、
そのような仕組みが出来上がるわけではありません。

きちんと目的をもって、計画立てて
シェアードサービス機能を組織に埋め込み、
丁寧に構築していく必要があります。

但し、真剣に取り組んでいただければ、
必ず1ランク上のステージの
グループ経営になっていくはずです。

Vol.15

 

シェアードサービスの効果については、
これまでも何度かお伝えしてきましたが、
バラバラと情報が拡散していますので、
次回以降に再度整理をして、
お伝えできればと思っています。

導入するかどうかは別として、
シェアードサービスがどのような機能で、
どのような効果があるかについて、
知っておいていただくことは、
重要かと思います。

自社グループに
シェアードサービスを導入したらどうなるのか?

このような点を意識して、
次回以降ご確認いただければと思います。