ホールディングス経営を実践していくためには、
事前のデザインが重要であることは
何度も書いてきました。

最初にデザインする必要があるのが、
ホールディングス経営の「形」です。

Vol.26(1)

経営者にとっては、
勇気や覚悟のいる決断になると思いますが、
まずは、ホールディングカンパニーを作り、
形をつくることが大切な一歩になります。

ホールディングカンパニーを作ることが、
ホールディングス経営の決意の表れです。

そのうえで、子会社をどのように
分けていくのか。
ホールディングカンパニーと各子会社の形の
デザインがスタートとなります。

そして次にデザインをする必要があるのが、
ホールディングカンパニーの「役割」です。

Vol.26(3)

ホールディングカンパニーの役割については、
今後も引き続き説明をしていきたいと思いますが、
この役割を最初に明確にしておくことが
経営のブレを無くすうえでも重要です。

事前に、
・ホールディングス経営の「形」
・ホールディングカンパニーの「役割」
の2つをデザインしておくことで、
やるべきことが具体的に見えてきます。

但し、この2つだけでは、
デザインとしては不十分です。

もう1つデザインをしておくべき
重要な要素があります。

それは「人」のデザインです。

Vol.26(2)

最初に「全体の仕組み」をデザインするのは、
経営者になりますが、
実際にその「仕組み」のなかで働き、
「仕組み」を動かし、ブラッシュアップしていくのは、
やはり社員である「人」だからです。

この「人」のデザインまで
具体的に事前にしておかなければ、
仕組みとしては動かしていくのは
難しいと思います。

当然、トップである社長が
先頭になって仕組みを動かす必要があるのですが、
社長1人の力に頼った経営では
成長企業としての限界がきます。

ホールディングス経営に移行するという
決意をするということは、
企業を成長させ、永続する形にしていくことを
決意されている社長だと思います。

そうであれば、
スーパーマンである社長に頼らなくても回る
連結グループ経営の「仕組み」
作る必要があるのです。

Vol.27(2)

その「仕組み」の中で「人」が育ち、
その育った「人」が新たな「仕組み」を作る組織に
なっていかなければいけません。

結局、最後に行きつくところは
「人」になります。

そして「人」のなかでも、
経営幹部となっていく「経営人材」は
誰でも良いわけではありません。

ホールディングス経営の中で
社長の思いを実行に移してくれる人材、
今後の会社を担っていってくれる人材
でなければいけません。

社長の中では、
ある程度そのような人物は目星が
ついているはずです。

Vol.26(4)

まだ1人も経営幹部、
つまり社長の右腕・経営参謀として
育てたい人材がいなければ、
意識的に作っていかなければいけません。

ホールディングス経営においては、
・社長の経営参謀となり得る右腕
・グループ全体をひっぱっていくキーパーソン
の2つの人材が不可欠です。

人数的には、
右腕1人とキーパーソンが2~3名程度。
合計で3~4名程度の「人」のデザインは
最低限、事前にしておく必要があります。

キーパーソンのそれぞれの役割については、
今後説明をしていきたいとは思いますので、
今回は割愛します。

ホールディングス経営を目指す経営者には、
①「形」のデザイン
②「機能」のデザイン
③「人」のデザイン
の3つの要素のデザインを
事前にする必要があることを、
念頭に入れておいていただければと思います。

Vol.16(2)

事前に徹底的に具体的にしておくことが、
その後の行動につながりますので。