グループ会社化していく際に、
どのようにグループ会社を切り分けていくべきか。

グループ経営者であれば、
悩んだことがあるかと思います。

これには、
いろいろな考え方があります。

グループ化のデザインとして、
オーソドックスな切り口としては、
①地域別
②事業別
③機能別
といった3つが挙げられます。

どのようなデザインにすべきかに、
経営者の思い次第であり、
正解があるわけではありません。

Vol.25(1)

ちなみに、以下の記事で
関連するようなことをお伝えしていますので、
参考にしていただければと思います。
Vol.19 機能別に会社を分ける際の留意点
Vol.20 地域別に会社の分ける場合

但し、
上記のうち、どの切り口にするかで、
グループ内の管理方法は
少しずつ変わってくると思われます。

グループ化のデザインによって、
管理軸もある程度決まってくるということです。

 

たとえば、
地域別でグループ会社化
進めていくケースを考えてみましょう。

一例として、
多店舗展開型のグループ経営において
見受けられます。

店舗という軸はどれも同様で、
店舗の所在地・エリアによって、
法人を分けているケース等です。

この場合には、
グループ全体を
「店舗」という切り口で管理していくのが、
一般的だと思います。

Vol.20(1)

 

次に
事業別でグループ化している場合は、
どうでしょうか?

このケースは、
一番単純かもしれません。

なぜなら、
「管理単位=各子会社単位」
となりやすいからです。

結局、
グループ会社ごとの採算管理が、
そのままグループベースの採算管理に
なることが多いです。

Vol.40(1)

 

最後に、
機能別でグループ化している場合には、
どうなるでしょうか?

このグループ化デザインは結構多いと思いますが、
グループ管理という意味では、
一番管理方法に悩むデザインだと思います。

たとえば、
機能別に分かれた組織を
1つのグループバリューチェーンとして、
グループ全体としてどうなっているかを
見える化する管理ができれば理想的です。

但し、
これを実現するのは、
結構大変です。

Vol.89(1)

 

以上の3つの切り口を見比べてみて、
いかがでしょうか?

社長がどのようにグループ全体を
整理したいかによって、
グループ化のデザインは変わってきます。

上記で見ていただいたように、
グループ化デザインとグループ管理方法は、
密接に関わります。

なかでも、
「機能別でグループ化する」
場合には要注意です。

もっともグループ全体の見える化が
複雑になるためです。

但し、
複雑になるからといって、
グループ全体の見える化や
グループ管理をしなくてよいわけではありません。

グループ経営者として、
グループ全体を管理できる手法を
考えていく必要があります。

Vol.35(1)

その際には
当然「連結決算の仕組み」
構築していくことになると思います。

ということで、
次回以降に、
①地域別でグループ化する場合(Vol.103 地域別グループ会社と連結決算管理
②事業別でグループ化する場合(Vol.104 事業別グループ会社と連結決算管理
③機能別でグループ化する場合(Vol.105 機能別グループ会社と連結決算管理
の3つのそれぞれについて、
連結決算の仕組みづくりの留意点を
もう少しだけ補足させていただきたいと思います。