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【ワーク2】内部統制は必要なのか?

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内部統制。

上場会社では、
聞きなれた用語ですが、
未上場会社では、
それほど一般的な用語ではないと思います。

というのも、
上場会社では、数年前より、
この「内部統制」が制度化されました。

一般的には
「J-SOX」
といった表現をされることが多いです。

考え方自体は、
上場会社特有のものでは無く、
未上場の会社にも重要な概念です。

上場会社と未上場の会社の間の違いは、
制度化・法律化されているかどうかの違いだけです。

当然、未上場であっても、
上場を今後目指す場合には、
内部統制の仕組みづくりは不可欠です。

また、
法制度化されていない未上場の会社にこそ
実は意識をしていただきたいテーマでもあります。

上場していなくても、
上場会社に負けない仕組みを構築しておくことは、
重要な視点ですので。

とくに、
グループ経営となると、
この「内部統制」の仕組みを構築おくことは、
重要なポイントになります。

ということで、
内部統制の概要説明やその必要性を
ワークを通じてお伝えしていきたいと思います。

設例

<前提>
・多店舗展開の会社である
・店舗では、店長1名、スタッフ5名がいる。
・お店では「雑貨」を販売しているとする。
・商品の粗利率は約50%である。
・店舗売上の多くは現金販売で、一部カード利用がある。
・1日あたり売上は約30万円
(内訳:現金売上25万円、カード売上5万円)であった。
・店舗のことは、商品仕入・採用まで、すべて店長に任せている。

<ワーク>
①もしご自身が店長だったとして、
プライベートなことでどうしてもお金が必要だとします。
売上の中から少しだけお金を着服しようと考えてみてください。
どのような手法が可能でしょうか?

②仮にお金を着服できる手法が思いついたとして、
1ヵ月あたり、どれくらいの金額なら
会社にバレずに着服が可能でしょうか?

設例の趣旨

当然ではありますが、
着服や不正を推奨しているわけではありません。

また、決して、
社長の会社に着服するような社員がいる、
と言いたいわけではありません。

今回のワークでは、
そのような趣旨をお伝えしたいわけではありません。

ただ、
「内部統制」の概念を理解するには、
いわゆる「性悪説」の立場に立って考える視点も
重要な視点です。

あくまで「内部統制」という概念を
ご理解いただくためのワークということで、
設例を作ってみました。

せっかくの機会ということで、
是非一度考えてみていただきたい、
と思います。

所要時間は10分くらいあれば、
充分だと思います。

なお、
前提条件が粗いので、
「この条件はどうなっているの?」
と追加の疑問が生じることもあるかもしれませんが、
そのあたりは、
適度にご自身で設定を置いていただければと思います。

当設例のワークを受けて、
次回、補足解説をしてみたいと思います。

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