本日(2015年6月22日)の
日本経済新聞に
「社長100人アンケート」
の結果について記載がありました。

この記事によると、
「海外M&A」
についても積極的に検討していく、
との回答が多かったようです。

国内市場の拡大が見込みづらくなっているなかで、
多くの会社が海外展開を目指していく流れは
今後も続いていくでしょう。

おそらく、
小さな会社や中小企業も
海外展開を積極的に考えている会社が
今以上に増えていくと思います。

Vol.20(4)

一方で、
海外進出には、失敗事例も付き物です。
感覚的には、
半分以上の確率で失敗・撤退を
余儀なくされているのではないでしょうか。

大企業でさえ成功させるのが難しいのが、
「海外展開」です。

ましてや
小さな会社や中小企業は、
なおさら現実は厳しいと言わざるを得ません。

そして、
大企業であれば、
1つの海外進出が失敗に終わっても
体力的は耐えられます。

一方で、
小さな会社や中小企業の場合は、
1つの海外進出失敗が
経営上の「致命傷」になりかねません。

Vol.52(2)

そのため、
小さな会社や中小企業の場合には、
十分すぎるほどのリスクヘッジをして
海外に臨む姿勢も不可欠です。

経営者は、
どうしても売上や利益といった視点を
強く意識してしまうものです。

間違いなく、
売上や利益が最優先項目といえますが、
それと同時に、
十分な管理体制も優先順位のトップに
置いていただきたいと思っています。

というのも、
海外進出をする場合には、
国内の会社以上に、
現実に何が起こっているかが見えづらくなるため、
経営判断を誤ってしまうことが多いからです。

Vol.35(1)

現実問題として、
上場企業や大企業においても、
海外子会社での不正や
管理不足による業績不振、
といった問題が頻繁に起きています。

これらが、失敗の原因となり、
撤退を余儀なくされるケースが後を絶ちません。

海外進出のパターンとしては、
①直接輸出
②現地代理店と提携
③現地会社と合弁会社設立
④現地子会社の設立(海外子会社)
といった感じで、
いろいろな例が考えられます。

このなかでも、
とくに③や④になると、
直接現地に会社を設立し、
資本を持って経営をマネジメントしていくことになります。

このように
現地に直接資本参画し、
海外展開をしていくのであれば、
経営者としては、
管理体制の整備は、
必須の要素だと考えてください。

Vol.41(1)

海外の場合は、
十分すぎるほどの準備をして
臨んでいただきたいと思っています。

そして、
ここでいう管理体制というのは、
まさしく、
「連結決算の仕組み」
といっても良いでしょう。

海外の子会社や合弁会社も
当然、グループ企業として、
連結決算の仕組みに組み込んでいく必要があります。

連結決算の仕組みの中で、
「海外で現在何が起きているのか?」
について、
具体的かつ正確、迅速に把握する仕組みを
作っていく視点が必要です。

ここで、
海外展開を検討している
グループ経営者に、
1つお聞きしたい質問があります。

それは、
「国内のグループ会社の連結決算の仕組みは十分ですか?」
ということです。

Vol.15(3)

この質問に少しでもためらうようであれば、
海外展開も少し不安です。

海外をコントロールしていくのは、
国内をコントロールするより、
何倍も大変です。

国内で連結決算の仕組みができていても、
海外展開したときには、
そのままでは機能しないことがあります。

ということは、
国内において連結決算の仕組みが
機能していないようであれば、
海外において機能することはあり得ない、
と考えた方が自然です。

もし今後海外展開を本気で考えるようであれば、
経営者としては、まずは、
「国内の連結決算の仕組みを完璧にする」
ことを早急に取り組んでください。

Vol.56(3)

国内の連結決算の仕組みの延長線上に、
海外を含めた本当の意味での
「グローバル連結グループ経営の仕組み」
が出来上がってきます。