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Vol.59 キードキュメントの切り口

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連結決算の仕組みを作るにあたって、
まずはゴールを「仮決め」することが
良い方法であることを、
Vol.58では、お伝えしました。

具体的には、
「キードキュメントを仮決めすること」
が有効であるということもお伝えしました。

Vol.58(4)

キードキュメントは、
社長の好みが出ますので、
唯一絶対の形はありません。

資料に記載される数値情報だけにとどまらず、
ボリューム、色使い、罫線、といった細部にも
是非こだわっていただければと思います。

社長が具体的に意志を示さなければ、
仕組みを作っていく社員には
きちんと伝わりません。

他者へ100%そのまま伝えるのは
なかなか難しいものです。
社長が具体的に意志を示す際には、
200%ぐらい具体的すぎるくらいで
ちょうどよいとお考えください。

ここで、
「具体的にすることは理解できたが、
 キードキュメントにどのような要素を盛り込めばよいか
 悩んでしまう。」
という悩みもあるかもしれません。

Vol.59(1)

ものごとを具体的にすることは、
口で言うほど簡単ではありません。

それを、
ドキュメントの形にまで具体化するとなると、
仮決めとはいっても、
その作業自体でも手が止まってしまうかもしれません。

そこで、
連結決算の仕組みを仮決めする際の
キードキュメントの切り口について、
私なりの考えを以下に3つ挙げさせていただきます。

<3つのポイント>
①グループ各社の現状の数値
②グループ合計の現状の数値
③現状数値とモノサシとの差異

とくに特別な切り口はありません。

社長が最も知りたい情報を
上記の3つの切り口で集約した資料が、
キードキュメントに適していると考えています。

Vol.59(2)

あくまで私なりの切り口ではありますが、
もし仮決めで手が止まってしまうようであれば、
参考にしていただきたいと思います。

但し、
あくまで基本的な切り口のご紹介のみなので、
この切り口をもとにどのように展開するかは、
やはり社長自らが考えるしかないと思います。

とはいっても、
ほとんどの社長がまず気にされるのは、
なんといっても、
「売上」
だと思います。

連結グループ経営のテーマはいろいろありますが、
やはり売上が上がってこそのテーマです。

そのため、
普通に考えると、
まず優先的に盛り込む情報は、
以下の3つになると思います。

それは、
①グループ各社の現状の売上高
②グループ合計の現状の売上高
③現状と予算の売上高の差異
です。

この3つの情報を、
・いつ
・誰から
・どのようなフォーマットで
受け取るのかについて具体化してみてください。

Vol.59(3)

実際に社長自ら、
資料をデザインし、作ってみてください。

何度も言いますが、
社長自らが具体化することが出発点です。

社長の意志を「仮決めしたゴール」として
実際に見える形にしなければ、
自分の中でもあいまいな状態になります。

イメージだけでは自分の中でも具体化しませんし、
ましてや第三者には正確に伝わりません。

社長が実際に
キードキュメントをドラフト作成することが、
仕組みづくりの出発点になります。

Vol.47(3)

そして、
このキードキュメントは、
今後グループ会社内での「共通言語」
なっていくはずです。

全社員が意識する資料になりますし、
ゴール(キードキュメント)が明確になることで、
全社員の目線が合ってきます。

連結グループ経営において、
グループ企業の全社員の目線が合うことは
とても重要な要素です。

そのための必須アイテムとして、
また、仕組みづくりの出発点として
是非、社長自ら、
キードキュメントを実際に作ってみてください。

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