※三菱瓦斯化学株式会社より適時開示されている「中間持株会社の新設に係る会社分割(簡易新設分割)に関するお知らせ(平成30年4月18日)」をもとに情報を整理しています。

内容

中間持株会社の設立

開示概要

●平成30年4月18日開催の取締役会において、
会社分割により中間持株会社を設立し、
保有する子会社株式の一部を承継させることを決議した。

●なお、本会社分割は、当社単独の簡易新設分割であるため、
開示事項・内容を一部省略して開示している。

会社分割の目的

●グループの主要商社である
・株式会社東京商会
・菱江化学株式会社
・菱陽商事株式会社
の3商社の経営管理体制を強化する目的で、
保有する3商社の株式を、
中間持株会社として設立する新会社に承させることした。

●なお、同社と3商社は、
創立50周年を迎える2021年までに
3商社を統合することを目指して検討を進めており、
本会社分割はその統合に向けたファーストステップとなる。

分割の方式

●同社を分割会社とし、
新設会社を承継会社とする新設分割(簡易新設分割)。

会社分割の日程

①2018年4月18日:新設分割計画書承認取締役会
②2018年7月2日(予定):分割期日(効力発生日)

 

Review

今回は「三菱瓦斯化学」の事例です。

中間持株会社を設立する目的の1つの事例として
簡単にご紹介だけをさせていただきます。

 

以前から、
「中間持株会社」
の必要性について、
いくつか記事を書いてきました。

具体的には、
以下の記事に事例をまとめています。

●Vol.222 中間持株会社は必要?

 

今回の事例は、
中間持株会社の活用方法としては
また少し新しい目的と言えるでしょう。

つまり、

———————————
将来統合予定のグループ会社について、
そのファーストステップとして、
中間持株会社の傘下にまとめる
———————————

という目的での中間持株会社の設立です。

 

組織再編は、
経営上の大きな決断なので、
いきなりドラスティックに変更すると
それなりのリスクも想定されます。

そのような場合に、
・まずはトライアルで小さく始める
・段階を踏みながら、最終形を実現する
といった考え方は、
実務的には有効だと考えています。

今回の事例における
中間持株会社の活用方法も
この視点になると思います。

 

ということで、
先ほどの「Vol.222 中間持株会社は必要?」の記事に、
新たな中間持株会社の活用方法の事例として、
追加しておきました。

各社、いろいろと考えられていて
興味深いですね。

 

最後に、同社のその後の開示内容について
同社ホームページより、
以下を転載させていただきます。

——————————————————————-
3商社の統合により、
各社の知見やノウハウを集約することはもちろん、
さらなる効率的・効果的な運営を行い、
これらの課題に一体となって取り組む体制の構築を目指します。

統合後の売上高は1,500億円に迫り、
化学メーカー系専門商社として有数の規模を誇ります。
国内外に強力な販売網を有し、
また市場のニーズに応えることができる商社として、
当社グループの成長を強力に支援する推進役となり、
単純合算以上の効果を実現させていきたいと考えております。

当社はグループビジョン「社会と分かち合える価値の創造」に基づき、
商社の機能を、「化学」の力を社会の課題解決につなげる
MGCグループの最前線と位置付けております。

3商社の統合により、その機能のさらなる強化・充実を図ってまいります。
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まずは、中間持株会社が
想定通り機能するとよいですね。

 

★★★★★★★
将来の統合を見据えた
中間持株会社の活用
★★★★★★★