左脳と右脳のマネジメント

本日は、
少し雑談程度の記事を
書いてみたいと思います。

 

個人的な好みの話ではありますが、
マネジメント論を
右脳マネジメントと左脳マネジメントに
仮に分類した際に、
私は「右脳」マネジメントの方が好きです。

つまり、
思い、理念、といった点を
意識したマネジメントです。

 

一方で、
私自身は会計領域を
専門にしている立場であることもあり、
一般的には「左脳」マネジメント関連の業務の方が
多くなってしまいます。

主に「会計数値」を使った管理についてです。

 

「右脳」マネジメントの方が
個人的には好きであっても、
やはり一般的には
「左脳」マネジメントの専門家としてのニーズが
強いのも事実として受け止めています。

ただ「右脳」マネジメントの方が好きとはいえ、
決して「左脳」マネジメントに
否定的なわけではありません。

 

「数値」を使ったマネジメントは、
やはり私の専門ですし、
これまでの経験上、

——————————
「数値」には絶大な威力がある
——————————

ことを理解しているからです。

数値の威力

経営者として会計や数値に強い方が
間違いなく良いです。
これは疑いようの無い事実だと思っています。

ただ現実には、
会計や数値を重要視していなかったり、
普段あまり会計や数値に関心を示されない経営者の方々も
いらっしゃいます。

 

とはいえ、
そのような経営者の方々とお話していても、
ある共通の出来事があります。

それはどのような出来事かというと、

———————
自社の損益情報(数値)を
実際に目の前にすると、
必ず釘付けになる瞬間がある
———————

ということです。

 

ふだんは、
「数値は重要ではない」
「会計で経営ができるわけがない」
というようなことをおっしゃる経営者でも、
自社の損益情報(数値)を実際に目の前にすると、
必ず凝視をされます。

そして、
そこから何かを発見をされ、
新たな会話が始まります。

 

それほど「会計数値情報」というものは、
威力抜群のツールと言えるでしょう。

そう考えると、
経営マネジメントのなかで、
「会計数値」をもとにした「左脳」マネジメントを
活用しない手はありません。

 

「会計数値」は、
社内の異なる立場の方々のなかで
「共通の目線」を作ってくれる
客観性を持っています。

つまり、「会計数値」は、
「社内共通言語」として
重要な役割を担ってくれる、
ということです。

いろいろな経営指標

それでは、
経営をしていくなかで
どの「会計数値」情報が
最も有効といえるのでしょうか?

 

まずオーソドックスなところとして、
貸借対照表や損益計算書、
といった決算書情報は、
言うまでもなく重要です。

また、それらの会計数値を使って計算をした
あらゆる経営指標も重要な役割を担ってくれます。

たとえばですが、
「●●回転率」や「●●利益率」
といったような指標だったり、
最近話題の「ROE」といった指標も
あったりします。

 

挙げだすときりがありませんが、
あらゆる数値情報をできるだけ多く活用した方が良い、
というものでも無いと思っています。

社員全員が理解できないような専門用語や、
自社の業種や成長ステージに合わない
経営指標を意識しても効果は低いどころか、
負荷ばかりかかってしまいます。

 

会社の身の丈に合った
数値情報や経営指標を活用すること
大切だと言えるでしょう。

私の中の「最強」は?

結局、どの会計数値情報が
経営にとって一番効果的なのでしょうか?

 

個人的には、
最近はやりのROEといった経営指標は、
あまり興味がありません。

ROEに限らず、
いろいろな経営指標がありますが、
理論的には理解はできるのですが、
実際の経営現場では
少し使いづらいように感じています。

 

いろいろ候補があるなかで、
私が考えている、
「最強の会計数値情報」
は何かというと、

———————
損益の月次推移表
———————

です。

 

もしかしたら、
「そんな単純な数値情報?」
と思われたかもしれません。

 

ただ、

●社員全員にとって理解しやすく
●社員全員に「威力」を与えてくれて
●社内の異なる立場の方々のなかでも
 「共通の目線」を作ってくれる客観性があり、
●「社内共通言語」になってくれる

ような数値情報は、
やはりシンプルであればあるほどよい
思うのです。

 

それでこそ、
「会計数値」が絶大な威力を発揮してくれて、
マネジメント上も有効に機能してくれる、
と思うのです。

また、数値は、
粗すぎても、細かすぎても
その威力が半減します。

 

私の経験上、
そのような視点を意識したうえで、
シンプルでかつ、最も多くの立場の人に
経営の現状を理解してもらうのに有効なのは、
「損益の月次推移表」
だと思っています。

連結決算においては

最後になりますが、
グループ経営という視点
付け加えさせていただきます。

 

たとえば
「損益の月次推移表」
という視点で考えた場合に、
グループ経営においてグループ各社における
月次推移データは存在しても、
連結ベースでの月次推移データは
存在しないことが多いものです。

 

どのように
グループベースの
損益の月次推移データを作成し、
グループ経営管理へ役立たせていくか。

また、経営判断には
当然スピードも求められます。

 

つまり、
グループ経営においては、

———————————
「連結決算」×「月次推移データ」×「スピード」
———————————

をどのように仕組み化できるかが、
グループ経営管理上の重要な取り組みであり、
グループ経営における
差別化ポイントになると考えています。

 

グループ全社員を巻き込みながら、
適時に連結月次推移データを作成し、
全員で共有することができれば、
グループ経営のレベルが飛躍的に伸びていくでしょう。

ただ、その前提としては、
月次連結決算の実施も必要になると思いますので、
まずは「連結ベースの月次決算」の仕組み
作っていくところからでしょうか。

 

グループ経営者には、
是非チャレンジをしてみていただきたいテーマです。

★★★★★★★
会計数値を
グループ経営に活用できていますか?
★★★★★★★