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Vol.172 連結決算プロセスをコントロールできていますか?

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お好み焼きの欠点

先日、実家のある広島へ
一瞬帰省をしました。

そこで地元の有名なお好み焼き屋に行って、
お好み焼きを食べたのですが、
味は美味しかったのですが、
席に着くまでに30分、
食べるまでにさらに30分、
といった感じでとても待たされました。

東京にある広島お好み焼きのお店でも、
ここまでは待たされませんが、
やはりお店に入ってから食べるまでには
それなりに時間がかかります。

 

お好み焼きは最強の食べ物の1つだと
思っているのですが、難点は、
この「食べるまでの時間」です。

ここを解決できれば、
もっともっと付加価値の高い食べ物に
なっていけると思うのですが。

 

きっとこの課題は解決できるはずです。
私なりにいつも考えるのですが。

お好み焼きと連結決算のプロセス

広島でお好み焼きが出てくるのに
相当待たされていたときに、
なぜだか、ふと「連結決算のプロセス」と重なりました。

連結決算という作業も、
仕組みができあがっていない会社は、
結構時間がかかるものです。

 

広島お好み焼きには
1つずつ食材を積み重ねて作り上げていく、
という一連のプロセスがあります。

同様に
連結決算のプロセスもいくつかの工程があり、
それが積み重なっていき、
最終成果物である「連結決算書」が
出来あがります。

 

前工程があり、後工程があります。

 

このような連結決算プロセスを
何も考えず、積み上げ型で作業していると、
「いつ終わるか断言はできないけど、
  プロセスが終わったときがゴール(=連結決算書)」
という状況なってしまいます。

これでは、
お好み焼き屋でお客さんが並び始めて、
いつ食べられるかが分からない状況と一緒です。

 

やはり、
お客さんがお好み焼き屋に入った瞬間に
いつ食べられるかが想像できるくらいの状況でなければ、
顧客満足度も半減してしまいます。

連結決算プロセスも同様に、
経営者が
「このときに、この情報が欲しい」
と思ったときに成果物が出来上がるような
連結決算プロセスであると、
社内満足度も上がる、というものです。

 

つまり、
先にゴールを決めて、
それに向けてプロセスをきちんとコントロールできるかどうか。

連結決算のプロセスにおいては、
このような仕組みづくりが、
とても重要な要素になってくると思います。

連結決算プロセスを分解して見える化する

このように連結決算プロセスを
きちんとコントロールするためには、
まずは現状プロセスを正確に把握することが重要です。

 

連結決算プロセスが
ブラックボックス化している会社は、
おそらくかなり少数の担当者で
連結決算が実施されているのだと思います。

これではプロセスコントロールは
結構難しくなります。

 

というものも、
連結決算プロセスを
会社としてコントロールするためのコツは、

————————————-
できるだけ多くの社員が
連結決算のプロセスに興味を持ち、
連結決算業務に関わること
————————————-

だからです。

 

連結決算について
あまり知識が無い社員も含めてです。

 

もしかしたら
少数の知識のある担当者だけで
作業を実施する方が効率的だと思われるかもしれませんが、
私は逆だと思っています。

どれだけ多くの社員を巻き込み、
グループプロセス化できるかが、
連結決算プロセスコントロールのポイントになる、
と考えています。

 

そのために、
まずは「現状の連結決算プロセス」を
分解して、見える化してみることが、
スタートです。

誰が、何を、いつ、実施しているのか?

このプロセスを、
きちんと見えるようにすることが
スタートと言えるでしょう。

プロセスを見える化して「前提条件」を書き換える

実際の連結決算プロセスを見える化してみると、
いくつかの問題点に気づくはずです。

一般的に少人数で実施しがちな
連結決算のようなプロセスは、
まさに「過去のやり方」で続いていく傾向が強い
プロセスと言えるでしょう。

人間はどうしても、
過去のやり方を続けてしまうものです。

 

但し、現状を見える化したうえで、
現状の前提条件を一度リセットして
プロセスを考え直してみると、
結構改善できる点が出てくるものです。

今ある「前提条件」は、
とても視野狭く、過去の延長線上で
成り立っている条件であることがよくあります。

 

一方で、
連結決算プロセスの全体像を見える化することで、
多くの社員に興味を持ってもらうことができれば、
今ある「前提条件」を変えることができる可能性が高まります。

今のボトルネックを解消してくれるような
・関係者の必要な協力
・より効率的な情報の集め方
が生まれてきて、
今までと異なる「前提条件」を作っていくことができます。

 

また、
今まで少数の担当者のなかだけで
共有していた問題点・課題が見える化されることで、
全社的な問題点・課題に引き上げることも
できるようになります。

 

冒頭、お好み焼きのお話をしましたが、
お客さんも含めたより多くの人を巻き込んで
お好み焼きの今の「前提条件」をリセットして考えてみると、
もっと短時間でお客さんの元へお好み焼きを届けられる
プロセスが作れるのではないか、
と個人的には思っています。

従来のやり方で、従来の人たちだけで
プロセスを作っていてはなかなか改善が難しいものですし、
改善すべき、という思いすら感じるのが難しいものです。

 

まさに、
お好み焼きも連結決算も
プロセスコントロール次第で、
いくらでもお客さんや経営者にとって
付加価値の高い成果物に
変えていけるはずです。

そのためには、
多くの人を巻き込んで、
今の「前提条件」を書き換えていくことです。

 

是非、連結決算プロセスをきちんと見える化して、
勇気をもって今ある「前提条件」を書き換えることで、
社内において付加価値の高いプロセスに
変換していっていただきたいと思います。

★★★★★★★
連結決算のプロセスを
コントロールできていますか?
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