これまでサポートさせていたいだた
クライアントの中には、
赤字で苦しんでいるグループ企業も
いくつかあります。

この厳しい時代に
一度赤字体質に陥ると、
簡単には黒字体質に戻せないものです。

赤字に陥った企業に共通していると
感じることもあります。

それは、
・社内の雰囲気が暗い
・これまでの膿がすべて出てきてしまう
・人が辞める
・「昔は良かった」と過去ばかりを見る(=変われない)
といった状況です。

グループ経営の場合には、
過去にグループ会社を拡大していった結果、
収集がつかない状況に陥っていることも
多くあります。

Vol.7(2)

赤字体質になると余裕がなくなるため、
改善すべき課題は、
本来は黒字の頃に解決しておく必要があります。

但し、
やはり景気が良い時には、
悪い部分が見えづらくなりますし、
それほど大きな問題だと感じないこともあり、
後回しになるものです。

結果として、
赤字に陥ったときには、
過去の負の遺産が一気に表面化して、
なかなか企業再生していくことが
簡単ではありません。

過去のやり方を
変えなければいけないと感じていても、
変えていくことに慣れていない環境の中では、
どうすればよいかわからないものです。

そのようななかで、
黒字体質へ企業再生していった会社に
共通して感じることもあります。

Vol.27(1)

それは、
「損切りの決断」
です。

経営者として、
この損切りの決断ができるかどうかは、
本当に重要なポイントです。

グループ経営者であれば、
赤字子会社を整理したり、
グループ経営のデザインを
変えたりする必要があります。

多くの場合には、
肥大化したグループ組織を
コンパクト・シンプルにすることが
求められますが、
ここには「損切り」が避けられません。

損切りは確かにつらいものです。
過去の失敗を認めることになります。

それでも、
この「損切りの決断」こそ、
経営者が率先して「覚悟」をもって
実施すべき仕事だと思います。

経営者にしか決断はできません。

Vol.64(4)

ただ、
「損切り」だけできれば良い
というものでもありません。

経営者に求められるのは、
「損切り」の決断をすると同時に、
これから変わっていく「夢のある未来」を
社員に見せてあげなければいけません。

つまり、
終わってしまった「過去」
これから変えていける「未来」
切り離す作業を実施することが
大切だということです。

ただ、
このような決断は、
言葉だけではなかなか伝わりづらいものです。

経営者の覚悟が伝わらなければ、
グループ社員は反応してくれません。

それでは、
企業再生していく会社は、
どのように「経営者の覚悟」を示しているのでしょうか?

Vol.33(3)

大きくは2つあります。
①役員人事を大幅に変える
②組織デザインを大幅に変える
ことです。

別に「形」を変えただけで、
すぐに本質が変わるものではありません。

但し、
赤字体質から黒字体質へ
再生していくということは、
中途半端な「意志表示」では、
なかなか伝わりません。

いわゆる
「大改革」
が不可欠なのです。

そして、
役員人事を変え、
グループ組織のデザインを変えることは、
とてもわかりやすい
「経営者からのメッセージ(決意)」
だと言えるのです。

私は、
赤字体質に陥ったグループ経営を
再生していくための「大改革」の1つとして、
「ホールディングス化」
が有効になるものと考えています。

Vol.28(3)

これまでも
何度もお伝えしてきましたが、
「ホールディングス化=形から入る経営」
です。

ホールディングス化とともに、
グループ経営のあり方を一度リセットして、
1社1社、
その存在意義を整理していきます。

グループの役員人事も
当然セットで変えることになります。

過去の延長線上ではなく、
向かうべき未来のカタチを示す
組織形態人事体制を作る必要があります。

ホールディングスのメリット・デメリットは
これまでも何度もお伝えしてきました。

黒字化への「きっかけ」にするには、
ホールディングス化という改革は、
1つの有効な手段だと思っています。

Vol.65(1)

とくに、私が考える、
「フォロー型ホールディングス」
の考え方は、
グループ企業再生の有効な切り札
なってくれるはずです。
(参照:Vol.65 これからのホールディングス経営の形は?)

赤字体質からの脱却には、
経営者としての「決断」が問われています。