久々の記事更新

この2月~3月は業務がパンパンになり、
記事更新ができていませんでした・・・。

4月からは更新頻度を元に戻していきたいと思っていますが、
久々の記事再開にあたり、いろいろと書きたい内容もあったのですが、
最近、嬉しかった出来事があり、
これに関連して今回は「雑感」として書いてみたいと思います。

 

嬉しかったことというのは、
最近ご縁があった経営者さんのつながりで、
株式会社リブランさんの社史(50年史)を届けていただき、
読ませていただく機会があったことです。

リブランさんの一般的な知名度はよくわかないのですが、
我が家では有名な会社です。

自然素材を重視したデベロッパーさんで、
エコヴィレッジというブランドでも住空間を提供されている会社で、
なかなか他にない価値を提供している会社だと思います。

 

以前、自然素材の住居を検討した際に、
リノベーションの相談もしたこともあり、
ずっと気にかけていた会社なので、
そのリブランさんの「社史」を読ませていただけると知り、
鈴木社長へメッセージを送ったところ、社史を届けていただきました!

 

早速読み始めてみると、
とても読みごたえのある内容で驚きました。

 

リブランの独自性

私の感覚では、
“自然素材”とか、”オーガニック”とか、”エコ”とか、
といったような事業をやりたい人や会社は
少なくないと思います。

ただ、それをきちんと事業として成り立たせて、
継続していくのはとても難しいことなのだろうだと思います。

ましてや不動産という高額で時間のかかる領域で
事業として成り立たせるのは難しいはずです。

 

リフォームやリノベーションといった
個別案件ごとのニーズに応じて自然素材住宅に提供する会社は
他にも存在するかもしれませんが、
多数の住戸をプロダクトアウト的に販売する分譲マンションにおいて
自然素材にチャレンジしている会社は、
リブランさんくらいなのではないでしょうか。

社史とセットになっていた資料集によると、
最初のエコヴィレッジが2003年頃とあったので、
もう15年は続いている事業ということになると思います。
エコヴィレッジシリーズも50棟以上掲載されていました。

これまでの実績・経験もすごいですね。

 

社史を読ませていただくにあたり、最初は
「興味のあった会社の社史を読んでみたいな」
という少し軽い感じの思いで読み始めましたが、
読み進めていくと予想以上に濃い内容で、
私のなかの興味は徐々に、
「なぜリブランさんは、他の不動産会社がマネできないような
 自然素材の分譲マンション事業を継続し続けられているのだろうか?」
という視点に移っていきました。

 

他社がマネしないような事業、
マネをしたいけど、マネをできない事業は、
競争戦略という視点でも理想的ですので。

 

社史から感じたこと

社史が濃い内容なので、
私の乏しい表現力では上手く表現するのは難しいのですが、
リブランさんが自然素材マンションを提供し続けられている背景には、

—————————————-
①50年という社歴と信用がある
②社会問題への解決提示を意識している
③社員のチャレンジ精神を大事にしている(リスクを許容している)
④営業現場と生産現場が喧々諤々の議論をきちんとしている
⑤企業理念の具現化に実直に取り組んでいる
⑥赤字決算にしないという積極的な意志
⑦トップの決断力
—————————————-

といった要素がバランスよく混ざり合い
企業風土として醸成されている点にあるのかな、
と感じました。

 

これらの1つ1つは、
経営論においては、よく言われていることかもしれませんが、
これらのことを理屈や口先だけでなく、
きちんと「行動」という形で1つ1つ実践してきている様子が、
社史からは感じとることができました。

 

頭ではわかっていても、
「行動」に移っていかないことはよくあると思います。
多くの会社で課題となっていることではないでしょうか。

リブランさんが、社内で「行動」という形で
いろいろと実践できている一番の理由は、

————————————-
トップ自らが
社会問題を自分事として捉え、
自ら率先して行動という形で
具現化する姿勢を示し続けていること
————————————-

なのではないかと考えました。

 

やはり、トップが率先して
理念の具現化を「行動」という形で社員に教えていくことで、
社員もどのように「行動」していけばよいかが理解でき、
動けるようになるということだと思います。

また、そうしているうちに
社外の協力者や理解者も徐々に増えてくる。
そんな感じの歴史を感じました。

 

ちなみに、同社の「社史」を読むまでは
私はあまり知らなかったのですが、
「遮音性能を高め、誰に気兼ねすることなく
  自由に音楽を楽しむことが出来る暮らしマンション」
というコンセプトのミュージションというマンションも展開しているとのこと。

これもとても尖ったコンセプトで面白いですね。

 

多くのチャレンジと失敗を繰り返しながら、
経験と実績と信用を積み重ね、
いろいろな人に「必要とされる存在」になってきているのが
自然と伝わってくる会社です。

 

不動産の話になると、どうしても
価格のことや立地、設備、といったことが議論の的になりがちで、
その不動産を提供する会社のことについての話は、
二の次になりがちなような気がします。

ただ、
不動産は一生に何度も買う機会のない高額商品ですし、
生活の中心になるものです。

そう考えると、やはり
「どのような会社から購入するのか」
ということがより重要になるはずです。
長い付き合いになるものですので。

 

少子高齢化で不動産マーケットがどうなっていくのか
私もよくわかりませんが、
リブランさんのような「必要とされる存在」であり続けられるかが、
これからはより重要になってくるのではないでしょうか。

 

個人的に好きなフレーズ

最後に「社史」の中から、
独断と偏見で私なりに好きなフレーズを
あげて終わりにしたいと思います。

本来は文脈の中で語られている言葉なので、
社史を読まれていない方には、
フレーズだけからだと真意がわかりづらいかと思いますが・・・。

——————————————————-
「これ読んどけよ。まだ民間企業じゃやってねーみたいだな。」
(「子どもの権利条約」が国連総会で採択されたとき、大学や福祉で話題になったが、
不動産業界では話題にすらならなかったときに、社長が社員に雑誌を渡したときの一言)

「こりゃ、大変だ!、ホルムアルデヒドを含まない建材を調べろ。」
(シックハウスや化学物質過敏症の報道が多くなってきた頃の社長の一言)

「いや、そんな3P訴求で売れても意味ない!」
(宣伝担当が3P軸にキャッチコピーをしたときの社長の一言)

「住宅産業は人間産業である」
「深刻な社会問題は、住宅産業界に責任の一端がある」
(企業目的より)

「木曽ヒノキ標準仕様に合意する。
  しかし営業部全員が木曽ヒノキの特性や扱い方を理解し、
  お客様へ指導できるレベルにならなきゃダメだ。
  そしてお引き渡しの際に『メンテナンス講習会』を開催し、
  お客様にその手法を習得して頂くこと。
  この二つが呑めなきゃやらない。」
(社長の独断で木曽ヒノキを標準仕様とする決定をした際の建築技術部の発言)

「理念を具現化するのが、企業の在り方」
(社長の意思より)
——————————————————-

 

4月から記事更新頑張ります

ということで、今回は、
リブランさんの「社史」より個人的に感じことを書いてみました。
(あくまで私見なので、ひとそれぞれ感じ方は違うと思いますが)

同社の「社史」を読み、気持ちも新たにして、
4月からは毎週記事更新するように心がけますので、
引き続きよろしくお願いいたします。

 

★★★★★★★
社会問題を自分事として考え、
解決していく姿勢を持ち続けることで
必要とされる存在になっていく
★★★★★★★