複数会社化をする際に、
大きく分けると、
①オーナー個人が複数の会社を出資設立する場合
②すでに存在する会社が出資して別会社を作る場合
の2通りがあります。

このうち①の場合に出来上がる各社のことを、
「兄弟会社」といったような表現をします。

Vol.22(1)

一方で②の場合については、
出資した会社が「親会社」
出資で設立された側の会社を「子会社」
表現します。

Vol.22(2)

とくに表現を覚える必要はありませんが、
親、子、兄弟、といった表現は
人間の家族のような表現です。

実際に人間の場合には、
親子は「血」でつながっているケースが
多いと思います。

一方で、
会社で表現される、
「兄弟会社」「親会社」「子会社」といった会社は
直接的には「お金」でつながりができた関係
と言ってよいかもしれません。

この「お金」でつながった関係は、
切ろうと思えば比較的簡単に切れますし、
また切れやすい関係でもあります。

会社を売ったり、買ったり、
といったことも頻繁に行われます。

直接的には「お金」でつながった関係である
親会社、兄弟会社、子会社ですが、
その結びつきの強さを
お金以外のものに広げられるかどうかは、
重要な視点です。

Vol.22(3)

お金以外の結びつきとは、
事業の関係、社員同士の関係、
ノウハウ・スキルの関係、
といった、様々な関係です。

これらの関係、
つまり「お金以外の結びつき」を
できるだけ多く、太くすることで、
各社の結びつきが強固なものなっていきます。

複数の会社を経営しているだけでは、
お金だけの関係になってしまうことも多いものです。

一方で、
お金以外の結びつきを
強くしていく経営こそが
連結グループ経営といえます。

連結グループ経営では、
グループ各社が上手く結びつき、連動することで
連結シナジーを生み出していくことになります。

Vol.21(1)

1+1=2ではなく、
1+1>2になるのです。

連結グループ経営は、
まさに人間の家族のような関係と
とても似ていると言えます。

グループ各社が連動していれば、
お互いに影響を及ぼし合いますし、
助け合いながら
連結グループとして成長していきます。

親会社の習慣は、子会社にも影響します。
企業にもDNAや習慣は存在し、
グループ会社間では遺伝したり、似てきたりします。

良い習慣だけでなく、悪い習慣も
遺伝したり、似てきますので、
注意が必要です。

Vol.22(4)

また、
人間の家族と同様に
関係を維持していくことが
常に簡単なわけではありません。

残念ながら、
崩壊してしまうケースも多分にあります。

グループ会社同士がお互いを尊重し合いながら、
ともに成長していく姿勢が重要です。

そして、
企業の場合における「親」の立場になるのが、
オーナーであったり、経営者であったり、
親会社であったり、します。

人間の家族と同様に
親の役割はとても重要になります。

お金の出し元になる「親」が、
グループをまとめていく必要があります。

ホールディングス経営の場合には、
まさにホールディングカンパニーが親会社です。
つまり、ホールディングカンパニーは
「親」としての重要な役割を担っているのです。

Vol.7

親会社である
ホールディングカンパニーの行動や習慣が
子会社に影響します。

親会社である
ホールディングカンパニーの姿を見て、
子会社は成長していきます。

親会社である
ホールディングカンパニーが実施する
子会社のしつけも重要となります。

これによって、
連結グループとして成長していきます。

ホールディングス経営を目指す経営者には、
ホールディングカンパニーに「親の役割」を自覚させ、
子会社や兄弟会社を育てていく経営を
目指していっていただきたいと思います。