最強のグループ

先日、
SMAP解散というニュース
が報道されました。

噂レベルでは、
これまでも何度かありましたが、
実際に現実的な記事になると、
結構衝撃が大きいものです。

昔、「森くん」が脱退したときも
かなりインパクトはありましたが、
やはり解散となるとかなりの衝撃です。

 

私自身、SMAP世代で、
高校生くらいのときに
人気が急爆発しました。

それから、
ずっと人気を維持しながら、
国民的スターの地位を確立していますし、
過去の芸能史の中でも
最強のグループだと思います。

 

ということで今回は、
この「最強のグループ」を参考に、
私の専門である「グループ経営論」を交えて
勝手気ままに書いてみたいと思います。

グループ経営的に考察してみると…

SMAPのすごさについては、
いろいろな方が
いろいろ場面で語られているので、
改めて私が語るまでもありませんが、
私はグループ経営の一専門家として、
グループ経営論的に「その強み」を考察してみたいと思います。

 

■多様性(多角化)・切磋琢磨

SMAPメンバーは、
各自が独自の路線で活躍していて、
本当に多様性があります。

さらに、
お互いの活躍がお互いを刺激し合える、
良い意味でのライバル関係にもあります。

 

【グループ経営論】
グループ各社がそれぞれ力を持ち、多角化する一方で、
お互い刺激し合い、かつ、高め合う関係性は、
理想的な関係と言えるでしょう。

 

■一体感・助け合い

SMAPはメンバーが一時的に
離脱する状況が数回ありましたが、
そのようなときこそ、それぞれが助け合い、
解散せずに危機を乗り越えてきました。

 

【グループ経営論】
この「一体感」「助け合い」の精神は、
とても重要な要素になります。

また、グループ経営において、
「おちこぼれ」を作らないのも
学ぶべきポイントかと思います。

 

■シナジー効果・グループ全体の影響力

SMAPメンバーそれぞれが活躍している一方で、
メンバー全員が集まり「SMAP」として活動する場面では、
より「オーラ」が増します。

つまり、
「1+1+1+1+1>5」
という状況です。

とても「シナジー効果」があり、
かつ「ブランディング」されています。

 

【グループ経営論】
「1+1>2」を実現できるような
グループシナジーを発揮できるかは、
とても重要なポイントになります。

 

SMAPは、なぜ成功できたのか?

SMAPは、なぜ、
これほど成功を収めてきたのか?

この点を紐解くと、
グループ経営にも何か良いヒント
あるかもしれません。

 

ただ、SMAPの成功要因を
簡単にここで書けるものでもありませんし、
いろいろな複合要因の結果でもあります。

また、人それぞれ解釈は異なるので、
あくまで、ここでも勝手な私見を
書かせていただきたいと思います。

 

■環境対応

SMAPのデビューが
歌番組減少期だったこともあり、
それまでアイドルがやってこなかったことに
チャレンジせざるを得なかった下積み時代
現在の成功要因の1つであると言われたりします。

これは、おそらく当たっているような気がします。

 

私も、バラエティ番組で
頑張っている初期のSMAPの姿を見て
徐々に興味を持ったような記憶があります。

結果的に、業界内の先駆者として、
新たなポジションを築いたと言えそうです。

 

【グループ経営論】
過去の業界概念にとらわれず、
各子会社が「環境変化」に対応していきながら、
ポジションを作っていくことが
大切ということでしょうか。

 

■スターの存在

人それぞれ好みはあると思いますが、
やはりSMAPの中で1番のスターは、
「木村拓哉」さんだと思います。

いわゆる「キムタク」ブーム無くして、
今のSMAPは無かったのではないかと思います。

 

私の高校時代には、
ロン毛の人が本当に増えましたし、
「キムタク=社会現象」
だったと言ってよいでしょう。

当時は、
「『キムタク』は知っているけど、他のメンバーは知らない」
という友人もまだまだ多かったですが、
それほど時間もかからず、
メンバー全員の認知度が上がりました。

 

【グループ経営論】
子会社のうち1社でも「スター」が生まれてくれると、
グループ全体としてステージが上がる、
ということかもしれません。

スター戦略も重要なポイントということです。

 

■グループ組織デザイン

ジャニーズ事務所では、
多くのグループが生まれますが、
グループ名やメンバー構成について、
その多くを「ジャニーさん」が決められている、
といったことをよく聞きます。

当然、SMAPも「ジャニーさん」が
グループ名、メンバー構成を考えたようですが、
とくにメンバー構成については
独自の思い・感覚を持たれています。

 

【グループ経営論】
経営トップが描く、
「グループ組織デザイン」
という視点になると思います。

最初のグループ組織デザインを間違うと、
その後の全てに影響してしまいます。

やはり重要な視点と言えそうです。

 

■グループ運営ノウハウ

ジャニーズ事務所では、
成功するグループばかりでなく、
あまり上手くいかないグループもありますが、
これまで多くのグループを
生み出してきています。

これだけ「グループ」を
作りだしている事務所は無いのではないでしょうか?

 

その意味で、
「グループ構築・運営ノウハウ」
がたくさんあると言えるでしょう。

成功例、失敗例、
すべてがノウハウになります。

このことは、
SMAP成功の要因の1つと
関係があるのではないでしょうか。

 

【グループ経営論】
グループ経営をするには、
「グループ経営ノウハウ」
の有無が1つの重要な要素となる、
と言っても良いのではないでしょうか?

グループ経営は、
ただたんに複数の会社を経営するだけ、
ではありません。

グループ経営者は、
「『グループ経営』を経営する」
ためのノウハウが必要になるということです。

 

■グループ人材育成・グループ理念浸透

ジャニーズ事務所では、
デビューするまでの間、
「ジャニーズJr.」
として教育・訓練を受ける期間があります。

SMAPも当然「Jr.時代」がありました。

 

この「ジャニーズJr.」制度は、
人材育成という意味では、
重要な役割を担っていると言えます。

グループである前に、
ジャニーズ事務所所属です。

ジャニーズとして、
必要な資質を持った人材を採用し、
育成・教育する仕組みがあったうえでグループ化していくため、
多様性はあれどベース部分での理念は
浸透している言えるでしょう。

 

【グループ経営論】
グループ経営のベースになる
「グループ人材育成の仕組み」を持つことの
大切さを教えてくれる例になります。

経営組織は、
最終的には「人」に行きつきます。

この「人」の部分について、
グループ戦略があるかどうか。

実は、この部分が
グループ経営の根幹にある、
といっても過言ではありません。

 

結局思うことは…

現時点での報道では、

・キムタク:ジャニーズ事務所に残留
・他の4人:ジャニーズ事務所退社・独立

と伝えられています。

本当の内情はよくわかりません。
今後どのような展開になるかはわかりませんが、
1つ思うことがあります。

 

ジャニーズ事務所内の経営層で
いろいろな確執があるような報道がありますが、
「ジャニーさん」「Iマネージャー」等々、
多くの支援・奉仕のもと、
今のSMAPがあるのは間違いありません。

 

私的にいうと、
「ジャニーさん」も、「メリーさん」も、「Iマネージャー」も、
「SMAP」に奉仕し、リードしてくれていた
「サーバント・リーダー」である、
ということです。

このような「サーバント・リーダー」の存在なくして、
SMAPが生まれ、人気を得て、
人気を維持し続けることは無かったでしょう。

 

ホールディングス経営的に表現すると、
ホールディングカンパニー(グループ親会社)に、
「ジャニーさん」「メリーさん」「Iマネージャー」が、
所属するようなイメージでしょうか。

生みの親、育ての親、どちらも重要な存在です。

 

ただ、親会社であるホールディングカンパニーの役割は、

——————————————————–
子会社(≒各メンバー)に奉仕し、
子会社(≒各メンバー)の成長を支援し、
子会社(≒各メンバー)を導くことで、
グループ全体のリーダーシップを発揮すること
——————————————————–

です。

 

このような立場にある人材同士が
分裂してしまっては、
健全なグループ経営は成り立っていきません。

 

今回は、好き勝手に長く書いてしまいましたが、
最後にひと言書かせていただきますと、
今回のポイントは、

————————————————-
親会社メンバー同士は仲良くしましょう
————————————————-

ということです。

 

親会社・子会社の問題と同時に
親会社内の問題も、
グループ経営にとっては最重要テーマです。

どれだけ良い子会社が揃った
グループ企業であっても、
親がしっかりしていないと分裂してしまう、
ということです。

 

今回は、
少し勝手気まま過ぎましたが、
ご容赦くださいませ。

私にとっては、
それほど影響力のあるグループである
ということで。

★★★★★★★
親会社メンバー同士
仲良くしていますか?
★★★★★★★