最近は上場会社においても、
ホールディングス経営に移行している事例が
増えてきています。

この流れは今後も変わらないと思います。

上場会社の場合には、
多くの場合、すでに複数会社経営をしており、
連結グループ経営が至上命題になっています。

Vol.4

 

とはいっても、
私もいろいろな上場会社の
連結グループ経営体制を見てきましたが、
本当の意味で連結シナジーを生み出して、
グループ経営ができている事例は
あまり多くありません。

どちらかというと、
子会社を設立して新規事業をして
失敗に終わったり、
他の会社を買って子会社にしたけど
上手くいっていない、
といったようなケースの方が多いです。

上場会社の場合は、
成長し続けることを
市場から要求され続けるため、
無理な事業投資をする例もあります。

そのため、
上場会社と上場していない会社とを
単純に比較は難しい面はあります。

1つ言えることは
上場会社においても、
真の連結グループ経営は難しい
ということです。

このような状況下で、
上場会社もいろいろな形態の
グループ経営形態を試行錯誤しています。

Vol.28(1)

そして、最近は選択肢の1つとして、
ホールディングス経営が
脚光を浴びてきているのだと思います。

このように、すでに一定規模になり、
何らかの経営の仕組みができている上場会社と
これから本格的に複数会社経営を目指す
小さな会社・中小企業とでは、
同じ視点で「連結グループ経営」を論じることは
正しくないように思います。

大きな会社と小さな会社では、
ホールディングス経営に移行する目的が
異なるのです。

当然、ホールディングス経営の目的は、
経営者によって異なりますし、
決まったルールがあるわけではありません。

但し、
小さな会社の場合は、
「企業成長の1つの強力な手段」として、
ホールディングス経営を活用すべき、
だと私は考えております。

Vol.28(3)

これから、
✓本格的な複数会社経営を実践する
✓企業経営の仕組みを作る
✓連結グループ経営を実践する
✓連結決算を実施する
✓企業を成長・拡大させていきたい
といった思いを持つ経営者にとって、
強力なツールになるのが
「ホールディングス経営」なのです。

巷には、
小さな会社が実践すべき戦略論や
仕組みの作り方、営業方法、といった
いろいろなノウハウが溢れています。

共通することは、
戦略にしても、組織論にしても、
マネジメントにしても、
しっかりした「基礎」と「独自性」が
求められる時代です。

小さな会社でホールディングス経営を
目指す会社は多くはありません。

「小さな会社には関係ない」
と決めつけている経営者も多いと思います。

成長を目指す小さな会社こそ、
「ホールディングス経営」が有効な武器になると
個人的には考えていますが、
小さな会社ほど活用している事例は
ほとんどありません。

ということは、
小さな会社・中小企業が、
企業成長のために「ホールディングス」を活用すれば、
それだけで「独自性のある経営の仕組み」を作れる、
ということになります。

Vol.28(2)

小さな会社・中小企業の社長には、
この「独自性のある経営の仕組み」である
ホールディングスを活用して、
独自性の高いビジネスを目指していって
いただきたいと思います。

小さな会社こそ、
競争優位の源泉にしていけるはずです。